「認知症と老人性うつ」の講演会

 稲富先生のお話で楽しく学べました 

CIMG8415 川崎幸クリニックの臨床心理士・稲富正治先生から「認知症と老年性うつについて」の講演をしていただきました。講演は「カウンセラーといった方が分かりやすいですかね」と自らの職業の紹介からお話がはじまりました。

 認知症の患者だけでなく、子どもから大人まで心の病気を持つ方々に数多く接してきた豊富な体験や、自分の身内の実例なども交えてのお話だけに、大変分かりやすく参加者がその都度うなづくお話しでした。

 高齢になるにつれ、身体的・精神的・社会的な「喪失感」が増大し、「うつ感情」が強くなること。認知症の大きな症状は、身の回りのことを自らの意志で行うことが困難になること。認知症者は、孤独感、恐怖感、うつ感情、焦燥感、不全感があることを理解して接することの大切さ。心の健康のために必要なことなどについて説明されました。

 当日は春一番が吹く大荒れの天気にもかかわらず、46名の方がこの講演会に参加していただきました。 実践的な話が聞けて良かった。笑顔で終われるのは素晴らしい。先生の笑い、笑いの大切さ、楽しく学べた。分りやすいお話で参考になりました。最後に手を握るのは面白かったです。楽しかった等の声がアンケートに溢れていました。

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2016年2月15日