オレンジデー、開いててよかった

11月11日 オレンジデーの報告です

 今回も、元気な90歳代の方のご参加がありました。いつも前向きの方で、今回は難しい漢字の記憶の仕方をご披露、なるほど!と参加者皆々感心するばかりです。
初めての参加の方、チラシを見て連絡を下さったとのことでした。レビー小体の実母の対応に悩み、苦しんでいるご様子です。これまでご自分の中に溜め込んでいた思いを色々話してくださいました。具体的な対応策や正解をお出しできたわけではないですが、お帰りになる際に、「さくらカフェのオレンジデーのような、こんな世界があるのですね」と、涙を浮かべて感想を述べてくださいました。オレンジデー、開いていて良かった!と思えた瞬間でした。

2018年11月13日

とりとめないけど、大事な役目

 10月のオレンジデーの報告です。

 10月のオレンジデーの内容です。
 この日は久しぶりに指体操や紙芝居をしました。カフェが一つになることを感じました。参加者のお一人が漢字についてのレクチャーをして、皆さん聞き入りました。
 秋の果物、朝ごはん、兄弟の話等々、テーブルごとにおしゃべり。認知症の方と介護者の方、スタッフ等も交えて、とりとめのないおしゃべりですが、これもまた、オレンジデーの大事な役目の一つかなと思います。
先月に引き続き、認知を抱えた高齢者のバイクや車の運転の悩みが出ました。難問題です。

2018年10月22日

高齢運転とホームへの入居問題

9月のオレンジデーで話されたことです

高齢運転一つは、認知症を抱えた高齢の父親の運転の問題
・・・子供の立場としては何とか止めさせたいが、当事者は自信があって、レンタカーを借りてまで運転したい・・・どうしたらよいでしょう、といったご相談でした。

もう一つが、一人暮らしをする高齢者が、一人の生活は無理ではないかという子供達の判断で、ホームに入れられ、納得できずホームからもどったという問題
・・・当事者は、自分では何でもできる、ただちょっと寂しいから子供に繰り返し電話をかけまくっただけのこと。子供から見ると、ホームに入ってもらって安心安全な生活をしてもらいたい。・・・当事者としてはプライドがあって、認知症の人も居るようなホームは拒否したい、自分の家がいい、という話でした。

認知を抱えながら、どう社会生活を送ったらいいのか、考えさせられました。

2018年9月14日

ほっこりひと言、オレンジデー

suudoku25月のオレンジデーに初めて来てくださった「数独」の名人(?)93歳の方、タクシーに乗った際には、必ずドライバーの名前を記憶するとのこと。日々、脳の活性化につなげる過ごし方には、皆感心するばかり。
オレオレ詐欺、認知症、年金削減問題等々、老後に明るい話題はほとんどなし。そんな中、参加者の○○さん、「みんな、安心して歳をとってね。歳をとるっていいことあるよ!」
何だかほっこりしたひと言でした。

 

2018年6月18日

93歳の数独、参加者全員が脱帽

 オレンジー、4年目を迎えました。

suudoku オレンジデーは5月13日の回から4年目を迎えました。この回からは、毎月第2日曜日の開催ということになりました。第3日曜日が、この地域のイベントと重なることを回避して、少しでも参加しやすい日にちに、という考えからでした。

 結果としては、ここ数回よりも多くの方の参加が得られ、日程変更が功を奏したのかとほっとしました。さくらカフェのドアに貼られたチラシをごらんになったご高齢の方が、ふらりと参加してくださいました。93歳とか。趣味は「数独」。参加者全員で急遽数独に挑戦!全く歯が立たず、その方に脱帽!思いがけない飛び入りで場が盛り上がりました。 柳町のディサービスの方、保健福祉センターの職員さんの見学、参加もありました。仲間に入り、大いに楽しんで下さいました。

2018年5月17日

今後とも悩む家庭のお力に

 さくら開花とリニューアルの話題から、

cafe 3月18日のオレンジデーは、「さくらカフェ」がリニューアルして初の開催日でした。使いやすいおしゃれなカフェに生まれ変わりました。

 「さくらカフェ」の真ん前の桜並木は、今にも開花宣言を待つ風情。この日のスタートは桜開花とリニューアルの話題から始まりました。あるテーブルからは大きな笑い声が。参加者の方のご主人との馴れ初め話に盛り上がっていました。

 これまで毎回顔を出していた方が、特養やグループホーム等に入ることが出来て、ひと段落の状況ということもあり、ここのところは参加者が減り気味です。地域にはまだまだ認知症で悩むご家族がいらっしゃるはず。そうした方のお力になれる方法について、いろんな意見を出し合いました。

  •  当事者、介護者が参加しやすい開催曜日は現状でいいのか?
  •  オレンジデー開催の情報を提供する方法としてもっと効果的なやり方は?
  •  民生委員さん等のさらなる協力を得ることで、参加者をもっと増やせるのではないか?等々。早速ミーティングの上、具体的に実行しましょう!ということになりました。
2018年3月24日

六浦からもお越しになりました

 初参加の方の感想が嬉しかったです。

無題立春はとうに過ぎたのに、2月18日のオレンジデーは寒さのまっただ中。

 いつも来ているあの方が見えない。どうした?自宅で転んで今日は来られないようよ、一方ではあの方忘れているのかな?電話してみましょうよ、といった会話からこの日も始まりました。

 ご主人の介護に当たる六浦にお住まいの方が初参加、横浜市の「家族の会」に出て、〝西柴さくらカフェ〟の存在を知って参加したとのこと。この日、偶然にも六浦地域ケアプラザからの見学があり、同じテーブルの会話の中で、自分たちの地域にもこのような認知症カフェがほしい、といった気持ちを共有できたようです。

 豊漁に沸いた、以前の小柴の、美味しい「あなご」や「しゃこ」の話に盛り上がるグループもありました。懐かしい思いは参加者もスタッフも皆々同じです。

 最後に、初参加者から「スタッフの力を感じた」との感想を頂き、嬉しい思いも・・・。

 手話を交えての「うれしい雛祭り」と、まさに春を待つ思いあふれた「早春賦」を歌って、この日のオレンジデーを終えました。

2018年2月23日

オレンジデー、気持ちも新たに

 名曲をめぐる世代差、なんか得心しました。

 平成30年の初のオレンジデーは1月21日でした。寒さの影響もあってか、参加者が少なく、スタッフは少々手持ち無沙汰でした。ただ、少なくなっている理由は別にもあるのでは?と、皆で話し合いました。

  確かにこれまで参加していた方の顔が見えません。昨年暮れに、当事者であるご主人が何とか特養に入ることが出来たとのこと。「良かったね」と、一同胸をなでおろしました。後日その奥様から「このオレンジデーがとっても役に立ち、有難かったです」と言っていただき、嬉しかったし、必要性の再確認にも至りました。  まだまだ地域に認知症の問題で悩むご家族もいるはずです。新年を迎オレンジデーえて、新しい方がいつお見えになっても楽しく参加できるオレンジデーにしていきましょう!と気持ちも新たにしたこの日のスタッフ一同でした。

  最後に、名曲「雪の降る街を」を歌いました。区の保健師として参加した32歳の男性、「この歌、知りません!」ということでした。スタッフのシニア世代は世代差に得心!、カフェは笑いに包まれました。

 

2018年1月25日

オレンジデー、当事者の人生に共鳴

「およげ!たいやき君」で、昭和にもどりました

会話 11月19日のオレンジデーは一足飛びに真冬の寒さ。いきなりの寒さ到来だけに、皆さん来てくださるかしら?と不安なスタート。でもこの日のさくらカフェは、その寒さを吹っ飛ばす勢いの賑やかさでした。
 前月に横須賀からオレンジデーの様子を見に来てくださった母娘さん(注)、今回は当事者のお父様をお連れになりました。娘さんは車での送り迎えだけ。ご両親をあえて別のテーブルへお連れしました。それぞれにスタッフに囲まれ、話題に入り込んでとっても楽しそうでした。

 当事者の方としては、体操では、思うに任せない動作もありましたが、両手をスタッフの手伝いを受けつつ、全部クリア、そして皆で拍手!温かい空気がカフェいっぱいに満ちました。その後はこれまでの人生を、スタッフの質問も受けつつ語ってくださいました。豊かな人生の一端を伺えて、周囲も大いに共鳴したり楽しんだりしました。時には大きな笑い声もはじけました。
別テーブルに座った奥様は、介護でのご苦労話、先月のオレンジデーでのアドバイスが役立ちました、と嬉しいお話もしてくださいました。

 最後には昭和40年代に一世を風靡した「およげ!たいやきくん」を歌いました。みんなの顔が昭和の、その時代に戻りました。

(注)10月16日にこのホームページで紹介した「オレンジデー、ネットで探し来店」記事を参照ください
2017年11月22日

オレンジデー、ネットで探し来店

10月15日は11月末並みの寒さでした

癒しカット 先月の悪天候に続き、1015日オレンジデーも11月末並みの寒さと雨。でも皆さま、足を運んでくださって楽しい時間を過ごしました。「実りの秋」に因んだお話でもしましょうか、とご提案したのですが、各テーブルの話題はそれぞれ。

 ネットで探し当てて来ましたという母娘さん、思いあまってのことなのでしょう、横須賀から車で来訪されました。レビー小体を抱えてのお悩みのご様子、早速同じ問題を抱えた方のテーブルにご案内しました。どう対応したらいいのか等々や経験談も語られていました。

 他のテーブルでは、何と耳掃除の話で大盛り上がり!聴こえが悪い、大変!耳が遠くなったか、と耳鼻科を訪ねたら、結果は大変な量の耳垢。耳は大事なコミュニケーションツール、聴覚の衰えが認知につながることも。「時には耳鼻科に行くことも大事」が結論でした。

 さらには、デイサービスに週3回通う方のお話。デイサービスは友人もでき、とても楽しいけれど、食事は何といっても奥様の手作りが一番。そう語る表情がとっても幸せそうでした。

最後は「七つの子」「故郷の空」「見上げてごらん夜の星を」の3曲を声を合わせて歌いました。どれも皆さんの想い出につながる、時代を映す素敵な歌でした。

2017年10月16日