歌舞伎隈取イメージの都営車両

   昼間のエアポート急行で1編成のみ走行。

能見台付近を走行中の都営5500形

 近頃、京急線内で写真の様な電車を見かけたり、乗った人はいませんか。この電車は、京急線が乗り入れをしている都営地下鉄浅草線の新型5500形で地下鉄線内では2018年6月末から運転されていましたが、京急線内には9月18日より入線したようですが、都心から羽田空港方面が主だったので見る機会がありませんでしたが、最近になって、新逗子へのエアポート急行にも使用されるようになりましたので見る機会が多くなりました。この電車の設計コンセプトは「日本らしさとスピード感が伝わる車輌」とのことです。正面は黒地に赤い線をまいて、歌舞伎の隈取をイメージしていることだそうです。赤いドアは窓の下面を斜めに切り込んだり、方向幕には次の停車駅の表示が出ます。
 車内には壁紙に和紙、座席は寄せ小紋で背もたれと座面の色を分けたり、仕切り面の透明パネルには、東京の伝統工芸の江戸切子の紋が入っています。製造は浅草線では初めて金沢八景の綜合車輌のステンレス製で灯具類は全部LED照明になっています.2018年度に8編成が完成、その後、全27編成が白い5300形と入れ替えになるそうです。都営地下鉄の車輌は、新逗子への昼間のエアポート急行で1編成しか走っていませんが、もし乗る機会に恵まれたら江戸情緒をたっぷり味わってみてください。 (一部、鉄道ジャーナル誌より引用しました)

次の停車駅が表示されている方向幕

優先席と車いすスペースとの仕切り

後部から見た正面

 

 

2019年1月10日