年明けは全国の民謡で賑やかに

 民謡協会・貢星会のみなさんの登場です。

IMG_2385 2018年、新年の幕開けの西柴夜話では、日本郷土民謡協会公認教授でもある小山貢星さん、津軽三味線の小山流総師範小山貢晴さん、お囃子小山星美歌さんをお招きしてにぎやかに行いました。

 自治会館 の中いっぱいに三味線の音色と小山さん の民謡が響き渡ります。 民謡は、昔は60,000曲あると言われていたそうですが、現在歌われているのは約700曲だそうです。貢星さんは北海道から九州、中部地方、東北と次から次へとその地域に伝わっている民謡を朗々と歌いあげてくださいました。 民謡は人々の労働から生まれた庶民の歌で日本人の心が伝わる歌です。

 三味線の曲弾きの音色もとても素晴らしく、皆さん聞き惚れていました。 三味線は1台10キログラムの重さがあるそうです。小山さんは浅草公会堂で、毎年300人で曲弾きをするそうです。どんな演奏になるのか聞いてみたくなりました。 三味線の胴はかりんの木で作り、皮は昔は犬の皮だったそうですが今は動物保護のこともあり人工の皮で作っているそうです。3本の糸は1本目は絹、2、3本目はテトロンだそうです。絹は切れやすいので変わってきたとのことです。 楽器も時代とともに変わるのですね。IMG_2383

2018年1月25日

ミルトさん、これがオカリナ?

 こうした機会を設けていただき感謝です。

CIMG0563 12月の西柴夜話は、世界的にも活躍するオカリナ奏者、ミルトさんにきていただきました。いろんなジャンルの音楽を、オカリナで演奏します。「ひまわり」などの映画音楽をはじめ、クラシックからボサノヴァ、タンゴまで披露されました。ご自分でも言われるように「私はオカリナ奏者&サウンドエフェクター」といわれるように、いままで聞いたことのあるオカリナの音とはまったく違い、それぞれの曲に合わせ音響装置を使用しながら独特のサウンドを聞かせてくれます。目を閉じているとこれがオカリナなのかと思うくらい、いろいろな表情を見せくれます。一曲終えるごとに盛大な拍手が贈られます。

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 今回はオカリナを伴奏に全員合唱という贅沢な企画も用意していただきました。ミルトさんに同行された樹(いつき)さんが歌をリードしてくれます。「浜千鳥、エーデルワイス、上を向いて歩こう」の3曲、80名で大合唱しました。そしてラストに選ばれたのが、その場で即興できめた「花は咲く」の曲、ミルトさんと樹さんの息の合った歌に多くの方が口ずさみながら聞いていました。
交流会では、お二人も交え会食しました。質問も多く出されました。オカリナ経験者の専門的な質問、指で押さえる穴に息を吹いて独特な音を出す特殊な演奏法への質問、オカリナの由来などなど、すべて丁寧に答えていただきました。
参加者からは「今後のステージの日程を教えてください、素晴らしい音色で感動、こうした素晴らしい機会を設けてくれたさくら茶屋さんに感謝」などの感想が出されていました。

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2017年12月15日

稱名寺のカワセミを激写で紹介

 11月の西柴夜話は西柴で野鳥撮影・その魅力 

CIMG0469無題 11月の西柴夜話は「野鳥撮影」の魅力をテーマに西柴在住の小川克彦さんに語っていただきました。写真撮影歴50年の小川さんはもともと「撮り鉄」ファン、全国各地に出かけ鉄道を追いかけます。海外に行っても各地の鉄道や市電を取り続けました。そのうち世界の風景を撮りまくります。パリ、ベニス…へと、仕事で海外に行っても撮影は欠かしません。風景に続いてルーブルなどの世界の美術館を訪れ名画にシャッターを切ります。日本の美術館ではほどんど禁止されている撮影も世界では許されています。そうした経過が数十枚の写真とともに紹介されました。

 その後2年前に稱名寺で「カワセミ」と出会います。何回も通い見ているといろいろな姿を見せてくれます。どこが好きなところなのかなど「カワセミ」の生態がだんだん見えてくる。毎日午後4時の前後5分ぐらいの間に水浴びすることも分かった、そこでカメラを構えシャッターチャンスを待つ、そこで撮れた写真がスクリーンに映し出されました。オスがメスに給餌する(捕った魚をメスに口移しメスが受け取ったら求愛成立)様子も連続写真で紹介されました。「カワセミ」以外にも稱名寺には数多くの野鳥が飛来しています。その種類を図鑑などで調べたり仲間たちと情報交換してわかってくると面白く、それが魅力となっていると微笑みながら話していただきました。

 軽食と交流の場では、希望者に「カワセミ」のホバリング(空中静止)など困難な撮影に使用した機器に実際触れて体験する機会も設けていただきました。「近くにそんな多くの野鳥がいるなんて驚きました、これからもっと注意してみてみよう、楽しくなりました」とは参加者の感想です。

 小川さんの「野鳥撮影」の映像は、ホームページ「カワセミ礼賛」で検索できます。一度アクセスすることをお勧めいたします。

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2017年11月11日

真打昇進、春風亭三朝師匠が登壇

 色紙を賞品としたクイズもありました 

CIMG0262 9月の西柴夜話は落語でした。話し手は西柴夜話ではすっかりおなじみになった春風亭三朝師匠、とはいっても師匠が真打に昇進したのが今年の3月。昨年の「さくら茶屋寄席」までは春風亭朝也と名乗っていましたが、今年の夜話から「三朝師匠」として登壇いただきました。おめでとうございます。

 本編に入る前の「まくら」では、何気ないこどもやお年寄りの日常生活を笑いに代えて会場を沸かせます。今回の演目は2題、八っつぁんのところに嫁入りする新妻のお話し「たらちね」と、上野の池を舞台に与太郎と七兵衛のつりをするお話し「おしのつり」、これは放送禁止用語もありテレビラジオでは全く聞くことがなくなったお話しとのこと、会場では笑いと時には拍手も起こっていました。

 交流会では、新たに参加された方々に感想をいただきました。「とても素晴らしいお話し」、スタッフが準備した各種のお料理にも「こんなに出るとは思わず、夕食をすましてきて残念」などの声が出されていました。交流会には師匠も参加していただき、この場で書いていただいた色紙を賞品にクイズをだし正解者に贈るということにもご協力いただきました。

 「また来年も来てほしい」との声に、「お声がかかれば喜んで」といううれしい言葉もいただきました。

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2017年9月15日

前途洋洋!今夜は最高の夜話!

 昔口ずさんだ曲ばかり、一緒に歌いました  

IMG_0235 「前途洋洋」:ウクレレ、パーカッションとヴォーカルのほのぼのデュオです。ロンドン生まれのトニー山本さんと、ミュージカル劇団所属の小柴ゆみえさんの二人組が、この7月の西柴夜話の出演者でした。老人施設や幼稚園などの公共施設での公演のみならず、著名なミュージシャンとの共演、海外での音楽活動など忙しく活動するお二人ですが、そんな合間に西柴に来ていただきました。

 エレキウクレレに足でパーカッションを鳴らしながら演奏する山本さん、良く通る美しい声で振り付けしながら歌うゆみえさん、「オー・シャンゼリーゼ」がオープニング曲でした。その後、「ハワイアン、ケセラセラ、学生時代・・・」、「踊り明かそう」では踊りも披露しながら歌います。童謡唱歌5曲、昭和歌謡も参加者に合わせて「カンカン娘、瀬戸の花嫁、恋の季節、お嫁においでよ・・・」などおなじみ曲を7曲、立て続けに歌っていただきました。すべて皆さんがひと昔前に口ずさんでいた曲ばかり、後半ではみなさんが一緒に声を出して歌っていました。最後にリクエスト曲も受け付けます。さすがプロです、参加者の要望に応えて即座に披露していただきました。

CIMG0194 後の交流会では、参加者の中におられたウクレレ経験者に飛び入り演奏をお願いしたり、ハワイアン「月の明かり」をフラダンス経験者に前に出ていただき小柴さんと一緒に踊っていただいたり、大いに盛り上がる内容でした。「私が参加した夜話の中で、今日の夜話は最高の内容」という感想まで出された今回の夜話、「機会があればまたお越しいただけますか」の問いに、「喜んでうかがいます」との答え、参加者からは大きな拍手が贈られていました。

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2017年7月28日

福島弁で語る民話、毒消しが…

 柳川祐子さんが5つの題材を語りました 

CIMG0117 6月の西柴夜話は、「福島弁で語る福島の民話」を柳川祐子さんに演じていただきました。参加者の年齢や様子に合わせながら題材を選んでいるようでした。

 後でお話の題名をきいたところ、①鳥飲みの爺、②ノミの串刺し、③猿むこ、④毒消し、⑤鬼は内の5題で、一時間にわたって語っていただきました。参加された方々に特に印象に残るものを聞いたところ、女性の参加が多かったこともあるのでしょうが、「嫁と姑の関係を取り上げた内容で、毒盛りの行動から最後はお互いの心が打ちとけるという『毒消し』のお話」でした。福島弁とはいえ、まったく地の言葉だけではわからないだろうと、若干言葉も選んでいただいたようで、随所に大きな笑いが溢れていました。

 恒例の交流会では、柳川さんともお知り合いで長野県の山ノ内町で「民話を通して歴史をつなぎ、地域活動を展開している『すがかわ暮らし応援隊』の方々」も参加し交流しました。山ノ内町への移住の応募や、暮らし体験ツアー・宿泊費無料などの町おこしの企画も紹介されました。当日の参加者には福島と縁のある方々も参加していましたので、福島に対するいろいろな思いも出していただきながら交流をしました。

 この日もお料理は、ちまき、春巻き、煮物、鶏料理、野菜、フルーツ、漬物等々盛りだくさん、希望される方にはアルコールがついての懇親会、参加者には大いに満足していただきました。

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2017年6月16日

ヴァイオリンとピアノ演奏を堪能

 素晴らしい演奏、お話もとても良かった!

CIMG9955 5月の西柴夜話は、ヴァイオリン(伊藤美紀さん)とピアノ(古谷敬子さん)によるコンサートでした。

 プログラムは「さくら茶屋」にちなんで選曲したという日本古謡「さくらさくら」から始まり、オペラ曲や映画音楽など8曲、ちょっと聞いたことがあるかなという曲などを演奏していただきました。中には「情熱大陸」のエンディングにながれる葉加瀬太郎さん作曲でおなじみの「エトピリカ」や、平原綾香さんの歌で有名になった原曲はホルスト作曲の組曲「惑星」のジュピターもあり、ヴァイオリンの美しい音色とピアノ伴奏を堪能しました。15年来のコンビということでとても息の合った素晴らしい演奏でした。

 演奏の中間には「みんなで歌いましょう」というコーナーもあり、「花の街・おぼろ月夜・見上げてごらん夜の星」3曲を全員合唱しました。参加者はみなさん歌が大好きで、歌詞をみながら大きな声で歌いました。歌唱指導もしているという古谷さんからは、ちょっとおまけもあるのでしょうが「すばらしい」とのお褒めの言葉もありました。演奏が終了すると、即みなさんから「アンコール!」の声、笑顔で応えていただきました。

 毎回好評の食事とドリンク付きの交流会ではいくつかの質問も飛び出し、出演者両名の経歴や、楽器の解説などが語られました。

 参加者からは、「すばらしい演奏でした。是非これからも機会があれば再度来て頂いて聞かせてほしい」とか「ヴァイオリンという楽器の繊細さや機能についてのお話も聞けてとてもよかった」などの感想が出されていました。

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2017年5月12日

西柴夜話、感心・驚き蝶々の世界

 蝶々に魅せられて数十年の早川さん

CIMG9845 4月の西柴夜話のテーマは「蝶々に魅せられて」、2003年に現役を引くとともに高校以来途切れていた蝶採集を復活させ、現在も続けている西柴在住、早川修さんのお話でした。

 どこに出かけるにも網と採集用具を持って出かけるという早川さん、自ら標本にしてお持ちいただいた蝶々の数は100頭を超えます。そのいろいろな蝶についてスライドを使って解説していただきました。

 肉食の蝶々、季節によって衣替えするもの、裏と表が全く違うもの、AからOまで血液型のように4種類に分類されるもの、用心棒をしたがえるもの、アリなどに育ててもらいながらアリの幼虫を食べるもの、旅をするもの、浮気っぽいもの、貞淑なもの等々、蝶々といってもそれだけの生き方があるのかと感心させられるお話です。

 日本には246種類の蝶がいるそうです。でも蝶の数は年々減少傾向にあるといいます。神奈川でみていると横横道路ができてから、あるいは因果関係は不明ですが携帯などのアンテナが増えてくるようになって激減してきたといいます。

 飲食を囲んでの交流会では、いろいろな質問が出てきました。その中で、またまた驚きの蝶の生態が明かされました。時速40ロで飛ぶ蝶々がいる、卵から蝶に成長するまで4年もかかるのに蝶として生きるのはたった30日という蝶とか、聞きたいこと一杯、そして驚きの西柴夜話でした。
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2017年4月15日

クイズ形式で中国料理などを紹介

 劉さんが作ったお料理をいただきました 

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 3月の西柴夜話は、中国大連生まれの劉恵琳さんに登場していただきました。日本に来て23年、現在は釜利谷に在住し、中国語・中国茶・中国料理を広めようと「金沢区の町の先生」となって活躍している女性です。広大な中国の文化やお料理を一時間で語るのは無理、そこで印象に残るよう「クイズ形式」でお話は進みました。

 「中国で一番飲まれているお茶は」「ウーロン茶の飲み方」「餃子の形はなにからきている」「ヤムチャは何語」「マーボドーフの語源は」「天津甘栗の由来」・・・等々。3択問題なのですが参加者の回答は3つに分かれたり、なかなか当たりません。そこで丁寧に解説してくれます。

 この日はお話だけでなく、劉さんが4~5時間前からお店に来てお料理を作り、この夜話で振舞ってくれました。肉まん、春巻き、酸辣湯、杏仁豆腐の4種類、とりわけ海老とチーズとアスパラを包んだ春巻きはとても好評でしたが、一人一個という制限があったので皆さん大変残念がっていました。それでも、それに茶屋スタッフがつくるお料理も加わり、皆さんとても「美味しい」と楽しんでいました。

 交流会では、中国料理への質問や感想が出されたり、参加者の中には過去に中国を訪れた方も多く、その時の印象や思い出などを出し合いました。最後に劉さんからお料理や文化・歴史、風景などこれから中国を訪れるなら目的別にはこんなところがお勧めですよというアドバイスもいただきこの日の夜話を終えました。

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2017年3月10日

軽快で楽しいおしゃべり「紙芝居」

 西に東に駆け回る山下康さんの登場

DSCN9788 2月の西柴夜話は「紙芝居」に魅せられ、その後20年以上も舞台を担いで、子供会や幼・保育園や学童クラブ、特養、老健、グループホームに商店街等々、西に東に駆け回って「紙芝居」を演じてきた山下康さん(西柴在住)の登場です。

 軽快なおしゃべりと、クイズなどで場を和ませながら話は進みます。舞台の周りに飾られた和傘の下にはドラエモンやキティちゃんのお面、風車などがいっぱい、祭り気分でその場を盛り上げます。

 今回演じていただいた紙芝居は「まほうのふで」と「おかあさんのはなし」という二題。紙に書いたものが本物になる「魔法のふで」を持った村人を欲張りの王様が利用しようとするが、結局は村人のためにその魔法が生かされるというお話。第二話は寒い冬の話、死に神にさらわれたわが子を取り戻すために死に神と必死にたたかうおかあさんのお話、臨場感あふれる熱演に大きな拍手が送られていました。

 その後の交流会では、何十年前の子どもだったころの「路地などでみていた紙芝居」の思い出話や、演じる声が見事だけれど発声するにはコツはあるのですか?などの質問も飛び出していました。また一昨年「さくら茶屋」のスタッフで作成した「紙芝居」、金沢区に伝わる民話をもとにした「身代わり観音(長浜観音)」を披露してほしいとのリクエストもあり、「さくら茶屋理事長」の岡本さんが飛び入りで演じるひとコマもありました。

 美味しい料理をいただきながらのいつもの交流会、あっという間の2時間に、参加者皆さんが終了を惜しんでいました。

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2017年2月10日