オレンジデーで貴重な体験談が

 認知症についての知識と対応を学びました 

0HbFVHZwcmDEDju1466387912_1466388034 6月のオレンジデー(認知症カフェ)も20名の方が参加し、楽しいおしゃべりに花が咲きました。毎回、手作りの美味しいバウンドケーキと飲み物が用意され、和やかにおしゃべりがはじまります。今回は長年、ご家族を介護されてきた方と、ご家族の介護が始まったばかりの方、2名がはじめて参加されました。

 介護では先輩にあたる方々が苦労されてきたお話がありました。なるほどそのような対応が良かったのかなど感心することもたくさんありましたので、その中身を簡単に紹介しましょう。

*認知症になっても、全部が認知症というわけではないので、その人のプライドや尊厳を大切にします。

*物を盗られるという妄想の背景には、戦後苦労した想いが影響していたようでした。

*当事者が自分は認知症だと自覚することは難しい。それはそれでありのままを認めることでいいのではないか。

*本人を病院に納得させて連れていくことは大変なこと。物忘れ外来からいくといいかも。

IMG_3722*脳のMRI検査でも分からないことがある。認知症の専門医が少ないし、的確な診断をしてほしいがなかなか難しい。

*よく迷子になるが、必ずどなたかから連絡があり帰ってくる。それは、持ち物に名前と連絡先を書いてあるからなんです。

 貴重な体験談でした。体験を披露して下さった方からは参考となる本の紹介もありました。終わりに指の体操と歌を歌って終了しました。

次回は、7月17日 10時から さくらカフェで行います

2016年6月20日